2018年5月

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「スチューデント・サポート・フェイス」の取り組みを紹介します

2月上旬、人権・少子高齢化問題特別委員会の視察で佐賀県のNPO法人「スチューデント・サポート・フェイス」と「佐賀若者ステーション」に訪問しました。
特別委員会の全員が感動した「スチューデント・サポート・フェイス」の取り組みを紹介します。

スチューデント・サポート・フェイス(以降SSF)は不登校、ニート、引きこもり等、不適応問題を抱える若年層の自立支援に取り組んでいます。

SSFの一番の特徴は、家庭教師方式のアウトリーチにあります。アウトリーチとは英語で「手を伸ばす」の意味のごとく「訪問型の支援」で、待っているのではなく、直接本人の家を訪問し、本人や家庭に密着した支援・指導を行う方法を指します。

家庭への専門的、継続的な関りから、不適応行動の背景にある根本原因の解決も含め、直接的なアプローチを行っています。個人個人に応じた多面的な援助を行うことで、若者がかかえる困難を効果的に解消していきます。常勤職員55名・非常勤22名の体制でありました。

相談件数は28年度10010件、面談件数9590件、派遣件数4279件と報告されています。
また、250名近い「スチューデント・サポート」と呼ばれる大学生を中心としたボランティアが支援対象のアウトリーチの導入部分を担当するなどして、素晴らしい結果を導いています。相談件数の9割以上の家庭から学校復帰や引きこもり、就労体験等客観的な改善報告がなされているのです。

現在社会の抱える大きなひずみとしての不登校・引きこもり・ニート問題を解決する大きな糸口になると確信しました。

谷口代表の取り組みに対する熱い思いを直にお聞きすることができ、本当に「目からうろこ」が落ちたような思いでした。

今回はこのSSFの取り組みについて関連質問を行いました。

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この記事を書いたヒト

和歌山県議会議員 | ふじ本まり子

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