2017年11月

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和歌山市にある朝鮮小中級学校を応援して下さい

和歌山あろちで予約の取れないことで有名なお店「まるおか」のまるちゃんとは、本当に長いお付き合いでお店に行ってはおいしい料理をいただいています

そのまるちゃんが始めた「たくす会」は毎月お店の従業員やたこ焼き屋の小野さんたちの浄財を積み立てて、主に子どもたちのために寄付する活動をしています。

今回は朝鮮小中級学校への補助金廃止や建物の老朽化等々の窮状を知ったまるちゃんが、少しは力になりたいと朴校長先生に寄付を申し出てくれたものです。

和歌山市中島にある朝鮮初中級学校は来年60周年を迎えます。日本人が移民として海外に渡ると最初に学校を建てたといわれていますが、在日コリアンの皆さんも同じ思いで学校を設立されたのです。自分たちのアイデンティティーを確立するために、言葉や文化を伝えていくために学校を設立したのです。

1910年に日本に併合された朝鮮半島では、戦前は、自分たちの言葉を使うことを禁止されていた歴史を持ちます。戦後、在日コリアンの皆さんにとって自分たちの国の言葉を取り戻すことは、大きな希望だったと思います。当時の苦労は私達には想像もできないものがありますが、在日コリアンの皆さんにとって、学校は大きな拠り所であり、今でも学校に対しては強く熱い思いをもっています。

しかし、高校無償化からの排除、補助金廃止等々近年の行政の動きは、在日コリアンの皆さんへの差別を助長しています。同じ地域に住みながら、排除しているのです。

今、日本に暮らす3世、4世、5世の在日コリアンの皆さんや元気な子ども達に何の罪もありません。在日コリアンの皆さんは同じ日本、和歌山県に住む市民、県民なのです。

グローバルな時代にますます閉塞感を強める日本の姿に、私は大きな危惧と不安を感じています。

一人でも多くの方に朝鮮初中級学校の様子を知っていただきたい、そして応援していただきたいと強く願っています。どうかよろしくお願いします。

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この記事を書いたヒト

和歌山県議会議員 | ふじ本まり子

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