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2022年12月
新春を迎えるにあたり コロナ禍の中、皆さんにお会いする機会も減っているのですが、つれづれの思いを書かせていただきます。 戦後、「教え子を再び戦場に送るな」の合言葉の元、日教組運動は進められてきました。 しかし、ここにきて、戦後が戦前になりそ…
2005年を迎えるにあたり昨年の「災」について思い返さずにはいられません。
地震、台風、水害と3つの苦が日本列島を火に包み縦断するように多発しました。
和歌山市は幸いに大きな被害がなかったのですが、被災地の方々の労苦を思うと、喜んでばかりはいられません。しかも和歌山市も災害からは無縁ではない地域の一つです。行政として防災に対して備え、整備しなければならないことも多く、市民の皆さまにも日頃からのご近所同士の付き合いを大切にしていただきたいと思っています。
また、20世紀以降最悪のスマトラ沖地震ではアジア各地に考えられないような大きな被害をもたらしました。自然の力の前では人間の無力さを思い知らされます。
昨年、カースト制にもとづく人権問題とダリットとの交流を目的に訪れたインド南部のチェンマイも大きな被害を受けました。大きな被害を受けた海岸沿いはチェンマイでもすごく風光明媚なところで、海に面してきれいな公園が整備されており、広大な砂浜には多くの露店が出て観光地としても大変賑わっていました。その海岸の写真が新聞に掲載されていました。それは残骸のうかぶ、荒れ果てた海の姿でした。
訪れたスラムの人達や人懐こい子ども達の顔がうかんでは「あの村はどうなってしまったのだろうか」「掘っ立て小屋のような家々では津波の前では跡形もなくなくなっているのでは」また、「差別され虐げられた人々には救済の手は届かないのでは」と考えるだけで暗澹たる気持ちになってしまいました。
亡くなられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。