2021年3月

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五輪に思う

昨年の春を思い出し、一年の出来事を振り返っています。
2020年はまるで記憶の上に墨がかかったようなそんな一年でした。
桜の記憶もなく、それぞれの季節を感じる心も閉ざされてしまったような一年でありました。

オリンピックも延期されましたが、来年はきっと開催できるはずと思った人も多かったと思います。チケットが外れたと皆で悔しがったのが昔のように思います。

コロナ下の中、オリンピックが開催されます。3月25日、聖火リレーが出発しました。4月10日、11日には和歌山にも入ってきます。思いつれづれを読んでいただいている頃には終わっていることでしょうね。

私は、東京オリンピックを心の底から祝う気持ちにはどうしてもなれないのです。安倍前首相がオリンピック誘致の際の最終のプレゼンテーションで「状況は完全に制御されています」「汚染水は福島第一原発の0.3平方キロメートルの港湾内に完全にブロックされています」と発言しました。
震災から10年たった今、汚染水の問題は解決するどころか、深刻さをましています。あの時のプレゼンは全くの嘘であったのです。

汚染水の問題をはじめ、復興を装い、Jブリッジから出発した聖火も政府の嘘で塗り固められているように思います。

オリンピックを巡っては、様々な不祥事が積み重ねられました。
主会場となる国立競技場競技場の設計変更の問題、エンブレムの盗作疑惑による変更、挙句は森会長による女性差別発言等々です。

スポーツを通じて心と体を鍛えよう、世界のいろんな人と交流しよう、そして平和な社会を築いていこうという趣旨から始まったオリンピックは、商業主義と政治のご都合主義で何だか手垢にまみれてしまった感じがしてなりません。

皆さんは、どんな思いを持っておられますか。

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この記事を書いたヒト

和歌山県議会議員 | ふじ本まり子

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