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2022年12月
新春を迎えるにあたり コロナ禍の中、皆さんにお会いする機会も減っているのですが、つれづれの思いを書かせていただきます。 戦後、「教え子を再び戦場に送るな」の合言葉の元、日教組運動は進められてきました。 しかし、ここにきて、戦後が戦前になりそ…
3月2日より、新型コロナウィルス感染を避けるため、休校を余儀なくされた子ども達は、家での生活をおよそ4か月弱、強いられました。
友達と会うことも、外出することもままならず、目に見えないウィルスに怯えながら過ごさなければなりませんでした。
テレビをつけても新型コロナウィルスのことばかりが取り上げられており、不安な気持ちをより一層募らせることになりました。
自分の力ではどうすることもできない事態は子ども達の心に大きな負担をかけ、様々な異変を呼び起こしました。
学校は児童生徒が家庭でも学習できるよう、プリントを配布したり、児童生徒の様子を掴むため電話をかけたり、家庭訪問を行いましたが、小さな心の異変を受け止める機会は与えられていませんでした。
今、子ども達は、自分では処理しきれない体や心の変調をかかえています。
少し見ただけでは分からない小さな異変ですが、そのことを大人は受け止めていかなければなりません。
「おしっこが止まらない」と訴える子ども、急にバタンと倒れてしまう子ども、夜が眠れなくなった子ども、急に暴力をふるうようになった子ども、様々な変調が現れています。
人というのは精神的な打撃にはとても脆いものです。子どもも同じように不安の気持ちが体に表れています。
これからしばらくは収まりそうもないコロナ禍です。学校も家庭も、子どもの気持ちにしっかり寄り添う取り組みが求められています。