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2024年6月
国では、こども基本法を制定し、それに伴って、こども計画を作成するようにとしています。 こども基本法はこども権利条約にそった内容になっています。 権利条約では、差別の禁止、子どもの最善の利益、生命生存及び発達に対する権利、子どもの意見の尊重が…
今年は、経済警察委員会に所属しています。この委員会は商工労働政策・企業政策・観光政策・そして警察と大変広範囲な部分を担う委員会です。10月に入り、委員会の視察で県内の関係各所を訪問させていただきました。その中でも特に、田辺市にある熊野ツーリングビューローの取り組みに感心しました。
田辺市熊野ツーリングビューローの前身は、田辺市が合併した時の田辺市観光協会協議会ですが、その後2006年に田辺市熊野ツーリングビューローを設立し、着地型旅行に着手していきます。2010年には第2種の旅行業取得を果たし、着地型旅行業を本格的にスタートさせました。
2015年には、インターネットによる予約システムを導入、その成果が着実に表れています。2011年に451人の訪問客が、2015年には4,153人と約10倍の伸び率です。また、インターネット予約以外の訪問客も1,456人から2,534人と2倍の伸び率を示しました。外国人客の伸び率が著しく、約50か国から「本宮・中辺路・那智勝浦・高野山・龍神な、」今まで外国人客が来ることの少なかった場所への訪問が、増加している状況です。
インターネットの情報発信も6か国語で行う、旅行手配をワンストップにする、モデルコースやオリジナルツアーを企画する、路線バスの時刻表も英語版を作るなど本当にきめの細かい取り組みをされています。私たちも2泊目は川湯に宿泊したのですが、ここでも外国からの観光客が宿泊しており今までにない様子をうかがうことができました。田辺市熊野ツーリングビューローの取り組みに、見習うことの多さを実感した視察となりました。世界中からもっと大勢の皆さんにお越しいただけるよう、取り組みを進めたいと思います。