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2024年6月
国では、こども基本法を制定し、それに伴って、こども計画を作成するようにとしています。 こども基本法はこども権利条約にそった内容になっています。 権利条約では、差別の禁止、子どもの最善の利益、生命生存及び発達に対する権利、子どもの意見の尊重が…
国政の動きが今ほど、国民の気持ちと乖離している時代はないのでは?と思うぐらい政治に対する不信感が満ちています。解散をめぐる攻防を見るにつけ、国民の生活とはかけ離れた議論ばかりが先行し、いったい誰のための政治なのかと怒りさえ覚える今日この頃であります。
先日、仙台で開催された日本女性会議に出席してまいりました。3.11以降、被災にあった女性たちが、その時自分はどうしていたのか、その後どうしていったのか、これからどうしていくのか、といった一人ひとりの思いが伝えられた大会でありました。
その時、その瞬間までは、一人ひとりが、今夜の晩御飯の献立のこと、子どもを迎えに行く段取りのこと、明日の仕事の準備のことなど、ごく当たり前の日常が過ぎていたのでした。
その日常が寸断され、その時、今生きている自分はどうしていたのか、その声は参加した私たちの魂を揺さぶる声として響いたのです。「遺体が見つかって、まだ幸せだよ」「遺品を見つけられて、本当によかった」そんな声が日常に交わされたそうであります。想像を絶する日常が繰り返され、その生活がまだ続いています。多くの困難が待ち受けているのです。
また、収束されない原発事故を目の当たりに「忘れないこと、あったことをないかのように続いている社会にきちんと対峙していく」女性たちは行動し、発信することを決心したのです。今、政治の責任はその声にしっかり応えること、果たすべき仕事を果たすこと。そのことが求められています。