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2022年12月
新春を迎えるにあたり コロナ禍の中、皆さんにお会いする機会も減っているのですが、つれづれの思いを書かせていただきます。 戦後、「教え子を再び戦場に送るな」の合言葉の元、日教組運動は進められてきました。 しかし、ここにきて、戦後が戦前になりそ…
「ふるさとをください」を見て!
「人権・少子高齢化特別委員会」の今年の同和研修の一環として、ジェームス三木脚本、富永憲治監督作品「ふるさとをください」の試写会を行いました。この映画は、ジストシネマでも上映され、多くの県民の皆さんもご覧になったことと思います。
和歌山の「麦の里」がモデルの和歌山県を舞台にした映画です。主人公の片倉千草とその家族を中心に、障害者の作業所が進出したことによる住民との摩擦や、障害者への無理解からおこる差別の問題を中心に物語が展開します。
千草の父親であるベンガル演じる雄二郎が、地域のリーダーとして反対派の先鋒に立ちながらも作業所の所長や娘の言動を通じて変化していきます。帰るふるさとを持てない障害者たちの思いを藤田弓子演じる所長が「少しだけでいいのです。私たちにもふるさとを分けていただけませんか」と問いかけます。実際に働く障害者も出演し、県庁職員や地元の皆さんもエキストラで出演しています。和歌山でのロケーション、素晴しい自然に改めて感心してしまいました。
一般上映が終了した後、全国で上映会を開催する予定と聞いています。和歌山へ視察が増えると予想されます。それこそ福祉の街、和歌山市として暖かいおもてなしを差し上げたいと思います。