一般質問

【2005・3月議会一般質問】

平成17年度は介護保険初め支援費など福祉関係の制度改正が相次いで行われ、
教育の方も子ども支援や教育研修の分野が市の方にシフトされてきますので
市として対応に追われる関係も大きく変わってきます。その部分も含め質問を行いました。

Q.介護保険制度の見直しの時期がきていますが和歌山市の準備は大丈夫ですか?

新予防給費の対象者は約10500人、給付額の積算は国の報酬単価の示される9月ごろになる予定です。新たなサービスについては第3期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画で検討していきたい。

Q.介護現場の実態を把握するための調査が必要と思うが実施予定はありますか?介護サービス事業者情報を導入する予定はありますか。

平成17年度の第3期介護保険事業計画に備え、介護サービス利用者等に対しアンケート調査を行い、介護サービス等の利用に関する意向を反映させていきたい。また、介護サービス情報の公表については国において検討されているところだが、都道府県が事業主体と定められていることから本市の所管している情報については県からの指示に基づき提示していきたい。

Q.義務教育費の国庫負担分が市町村に任されました。しかし、今まだの8割の予算という事で実際、要保護世帯への援助等でしわ寄せがきています。子どもの健やかな成長を支援するためには子どもの権利に視点をすえ全ての子どもに一定の支援が与えられる事が重要と考えます。国がやっきになって少子化に歯止めをかけたいと対策を講じるわりには少子化対策の成果があがらない理由はなんだと思いますか。また、国の予算の配分が子どもには薄いと考えますが市長の意見はどうですか?

未婚化、晩婚化という結婚をめぐる変化に加え、核家族化や都市化による家庭の教育力低下や若者の社会的自立を難しくしている社会状況、若者自身の自立意欲の低下などさまざまな要因がおろうかと思います。先進諸国を見ると女性の就業率が高い国ほど出生率が高い傾向にあります。これは女性の社会進出が定着するのにあわせ国が総合的な少子化対策を十分に行ってきた結果だといわれています。
国の社会保障給付は子どもに対して薄いと感じています。国の総合的な少子化対策が十分危機意識を持って行われていないことに根本的な問題があるのではないでしょうか。本市においても子育て支援を推進する上で、国に対し予算拡充を強く求めていきたい。

Q.H17年度から県の子ども・障害者相談センターの相談業務を全て和歌山市のほうで受ける事になります。思うだけでも大変なケース量になると予想されますが、その準備はできていますか?

家庭児童相談室に専門職員を増員し充実を図っていきたい。相談援助活動の実施にあっては幅広い関係機関との取り組みが必要ですので平成13年に設置している「和歌山市行政組織児童虐待防止連絡会」を十分活用するとともに、県子ども・障害者センター初め各関係機関との連携を図りながら個々の子どもや家庭の最も効果的な援助を行っていきたい。

Q.相談業務をスムーズに進めるためのマンパワーが必要と考えるがどうですか。また、親支援が今後ますます重要になってくるが今後の対策はどうなっていますか

子ども支援センターがオープンしてから3年が経過しようとしていますが、年々相談件数が増加しています。今後、相談業務が子ども家庭課だけでなく子ども支援センターにもなだれ込む事が予想されるので関係機関と連携を図りながら、体制強化を検討するとともに教育委員会にも万全を期するよう要請していきます。

Q.市長は社会福祉法人「虎伏学園」に併設されている日進中学校と宮小学校の分校に行かれたことはありますか?教育長は分校の状況をどのようにお考えですか?

虎伏分校についてはプレハブ教室の老朽化や雨天時の教室間移動の困難さなど施設面において多くの課題があると聞いている。虎伏学園のグランドは都市計画道路・松島本渡線の計画用地になっているため県と協議しながら検討していかなければと認識している。機会を見てなるべく早く分校訪問を行い実態を拝見したい。

Q.H16年に景観緑3法が成立していますが、景観法を活用しお城の周りの整備を進めてはどうですか?

和歌山城周辺は残念ながら城下町の風情を残す建物はもちろん明治大正期の古い建物もほとんど残っていません。そのお城周辺の景観をどのように再構築していくかが大きなテーマです。紅松庵、御橋廊下と3つの時代を映す石垣、三年坂、岡公園周辺の姿を生かすような形で年次計画を立て整備を行っていきたい。

Q.「城より始めよ」の具体案としてさまざまな仕掛けを考案してはどうですか?市街地を重点的に指定しながら景観法を活用し順次整備を進めるとやり方についてご意見をお聞かせください。

加太や和歌浦など各地で市民自らの手による地元振興の動きが見られます。市民の皆さまと一緒にさまざまな仕掛けを考えていきたい。
和歌山城周辺は良好な景観形成を推進する上で最も重要な区域だと認識している。景観計画区域に指定し整備を進めていく方向で景観計画策定を検討してすすめていきたい。

Q.景観を基本にした今後の観光行政の進め方についてお聞かせください。

景観は人の心に焼きつく観光にとっても重要な要素です。一過性のイベントだけではなく今ある価値を見出し育て、知恵を出して発展させていく粘り強い取り組みが必要であり「城フェスタ事業もそういった取り組みのきっかけです。
「住んでよし、訪れてよし」の和歌山市になる事を信じて観光をまちづくりに生かした行政に取り組んでいきたい。

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