12月議会では、3回にわたって補正予算が上程されました。
まず、28億4100万円余りが、次に9億6500万円余り、最後に382億円余りの補正予算が追加されました。
3回もの追加補正は初めてのことであり、これは国の大型補正が実施されたことによるものです。県としては補正予算が追加されたことは喜ばしい事ですが、大きな赤字を抱えている国の財政を心配しているのは私だけでしょうか。
さて、今回の予算は新型コロナウィルス感染症により影響を受けた業種のうち、売り上げが30%以上減少した事業者に対し、従業員数に応じて支援金を支給する経費。
売り上げが落ち込んだ県内飲食業における消費喚起及びキャッシュレス決算の普及促進のため、キャッシュレス決済の利用者に対し決算額の20%をポイント還元する経費です。
また、追加補正されたうち、和歌山市の水管橋の破損に伴う経費として国からの予算で5億3300万余りが計上されています。
また、382億円余りの予算の内訳の主なものとして、
- 2000万円 : 生活困窮者自立支援金の申請期限を来年3月末まで延長するとともに再支給を実施
- 42億6000万円 : PCR等検査の無料化
- 10億円 : 県民リフレッシュプラン販売促進
- 3億7千万円 : 農地の区画拡大、間伐や路網整備に対する支援など農林業の瀬賛成向上や低コスト化にかかる事業の推進
- 8億1000万円 : 看護、介護、保育などの現場で働く方々の収入を引き上げるための措置を令和4年2月から前倒しで実施
- 299億円 : 道路、河川、砂防、港湾等の整備など防災・減災対策等に係る事業を推進
- 17億円 : ため池等の整備や地滑り防止対策、治山など防災・減災等にかかる事業を実施
12月17日に閉会されましたが、議会の承認を後回しにした大型補正が何度かあったため、私としては、今後はきちんと当初予算として計画的に上程すべきであると強く思っています。