「紀伊半島大水害」復興への要望書を提出
和歌山県は美しい自然に恵まれた地です。
ですが、それは時に大きな猛威となり、私たちの日常を寸断してきました。
今回の台風12号による大水害は、紀南を中心に大きな被害をもたらしました。
未だに親戚や仮の住まいに避難生活をされている方もおられます。懸命の捜索にもかかわらず、行方の分からない方がおられます。
被害の爪あともまだ生々しい中で、あらためて被害にあわれた皆様に心からのお見舞いを申し上げます。
3月28日~30日にかけて、議会・改新クラブのメンバーとともに被災地の現状視察に行って参りました。
国道311号沿いの中辺路・滝尻では、山からの土砂が道路をふさいでいる箇所を、河川の反対側に道路を付け替える作業がされていました。
山の半分が削り取られるほどの大きな崩壊が発生し、土石流とともに下流に甚大な被害がもたらされた熊野地区では、土砂ダムを埋め立て、新しい水路を作りながら順次工事が進められていました。
田辺大塔では三川地区の協議会の皆さまからの復旧にかかる要望もいただき、三川地区災害復興について取りまとめ、早速県当局に要請いたしました。
その後、熊野川から新宮、那智勝浦に向かい、那智川沿いの現状を視察いたしました。
那智勝浦町長にもお会いし、復旧にかかる詳しいお話を聞くことができました。
この視察で、改めて被害の甚大さを認識するとともに、復旧のためにも、しっかりと取り組みをすすめなければと思いました。ともに、要望書を提出させていただきました。
まだまだ、ご期待に十分こたえられるに至っていませんが、今後ともご意見を伺いながら、当たり前の日常生活を取り戻せる日が少しでも早く来るよう、努めます。