県議会だより

平成19年度当初予算は5179億円、前年度比マイナス31億円という予算規模であります。

税収は景気回復に伴う自然増として43億円のプラスとなりました。
しかし、地方交付税及び臨時財政対策債が前年度に比べ89億円のマイナスであります。
収入不足を人件費の削減や事務事業の見直し、未利用地の売却等で収入を確保したという苦しい台所事情となっています。
それでも足りない収入不足を財政調整基金や県債管理基金により対応したということで来年度にはさらに抜本的な改革をせまられる推測されます。
知事は就任早々の財政調整基金・県債管理基金があと1,2年で枯渇するという見通しを示し、中長期的な視点から持続可能な財政を目指して行財政改革を強力に推進していきたいとしています。
併せて、税源の偏在の是正など地方税財源の拡充を唱えています。
また、当初予算の特色についても行財政改革の断行によって捻出した財源を

1. 清潔で透明な県政の実現
2. 職作り、人づくり、地域づくり
3. 安心安全の確保
4. 和歌山の美しさを生かした観光の振興
5. 楽しい和歌山の実現

という5本柱に重点配分するとともに「少子化対策」「防災対策」「ネットワーク関連道路整備」の3分野に充分意を用いたと説明しています。
初めての新年度予算は時間的な制約のある中で「仁坂カラー」が充分出すことができたとしていますが、今後の施策の具体的な部分について議会のほうでも点検されなければなりません。

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