県議会だより

7月15日、17年度6月議会が閉会!

16年度、赤字決算整理のため開会が大幅に遅れる
和歌山市は8億円あまりの赤字決算!
17年度予算から繰り上げ充用

毎年7月下旬には閉会している6月議会ですが、今回は8億あまりの赤字決算を17年度予算から充用するための諸手続きのため開会が大幅に遅れました。
6月議会の冒頭にも市長から「赤字体質からの脱却を目指す」と決意が述べられたわけですが、これがなかなか目に見えてこず、一般質問でも行財政改革の見通しを質問しましたが具体的なところが見えてきません。
基金も取り崩しなんとか乗り切ったと思った16年度でしたが決算をすると足りなかったと言う事でさらなる改革が求められる結果となりました。

国の税基準に基づき市税条例の一部が改正されました。
市、県民税の市民への影響は?

国の税金の改正にともなって市税、県民税の改正を求めたものです。

 ・ 年齢65歳以上の方に係る非課税措置の段階的廃止

17年度までは税額の15%控除が18年度から税額の7.5%控除となります。
世帯主と配偶者・子ども2人の4人家族の場合
収入が300万円と仮定すると年間30000円ぐらいの税金が4500円控除されて25500円だったのですが、18年度からは控除が2300円となり27700円ぐらい税金を納めなくてはならなくなります。
これは国民、市民にとってはかなり厳しい改定といえます。
今まで65歳以上の方の年金は税金がかからなかったものが、18年度からは所得とみなされ全て税金の対象となります。また、定率減税の率が下げられてことにより実質、税金が高くなるという結果になります。
以上は市民税と県民税ですが、国の方でも所得税の税額の20%控除が10%控除に
引き下げられますので一人が負担する税額はかなり大幅に引き上げられるという結果になります。
全体的には所得の低い方の負担が大きく、所得の高い方は最高の税額が据え置かれましたのであまり影響がないということになり不公平感はますます高まりそうです。
新聞等にも貧富の格差が大きくなっていると主張している記事が目に付きますが、今回の税の改正でもそれが裏付けられました。
消費税の時は野党もかなり反対をしましたが今回の改訂は実質消費税よりも高いものになりそうです。国のやり方には憤りを覚えています。

貴志川線の問題のめどが立ってきました

貴志川線存続に向けた市民運動の盛り上がりもありましたが、3月に和歌山市が主体となり運営事業者の公募を行ったところ9社からの応募がありました。その後選定審査会で選定した結果、岡山電気軌道株式会社が運営事業者に決定されました。
今後の日程は6月の議会終了後、市と貴志川町で運営協議会を設置、今後の運営費補助に関する契約や鉄道事業の譲渡契約等の具体的な契約を進めるという段取りになっています。県も参与という形で協議会に参加する予定ですが、県は南海電気鉄道の所有している用地や鉄道車両などの施設の譲渡について今後協議をしなければなりません。
ともあれ、来年の3月までには鉄道事業の認可を終了し、4月の新会社による運行開始に間にあわせるとしています。

私も岡山電気軌道の視察に行かせて頂きましたが、公共交通に使命感を持った健全な経営をされている会社でした。
現在も運営にあたってさまざまな工夫をされており、感心する事ばかりでした。
貴志川線も和歌山電鉄株式会社に引き継がれるめどが立ちました。
将来さらに発展するよう市民の皆さんのご協力をお願いします。

障害児放課後等支援事業始まる

障害児の放課後等支援事業委託料1200万円の予算が可決されました。
この事業は児童ディサービスの利用対象が小学校6年生までとなっているのを受け
中学生・高校生への支援の拡大を行うものです。
市内二ヶ所をめどに放課後の2~3時間、1回1000円でディサービスを行うものです。
この事業は障害を持つ中高生の社会活動の場の提供及び保護者に対する支援としても
大切な事業と考えますので効果的な事業を実施していただくよう要望しました。

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