活動報告

10月15日 杭ノ瀬子ども会指導者研修会ー京都崇仁地区見学

京都の崇仁地区は京都駅の東側にあり、京都の解放運動発祥の地です。地区の中には、1899年に設立された柳原銀行が記念資料館として残されており、当時の貴重な記録が展示されています。
この柳原銀行は全国唯一の被差別部落の銀行で、地元産業の発展や教育の向上に多大な役割をはたしました。中学生や指導者の皆さんと和気あいあいとしながらも、解放運動の歴史にふれた意義深い研修となりました。

杭ノ瀬子ども会指導者研修会

10月19日~24日 第22次和歌山市日中友好訪問団として中国・済南市訪問

今回は議員として2度目の訪中となりました。中国の変化には前回も驚かされましたが、今回も中国の発展に目を見張らされました。

以前より街並みも整備されてきており、また、車がおおくなっている事にびっくりしました。お話を聞くとこの2,3年で車の台数が爆発的に増えてきているとのことでした。日中の経済関係でも緊密になってきており済南市でも松下・スズキ・グンゼ・サンヨー・NECのソフト開発、キャノンのサービス部門が立地しており日立、三菱も検討中とのことで中国の発展をうらづける実態を聞く事ができました。

中国・済南市訪問

10月27日~11月4日 16年度決算特別委員会出席

決算特別委員会では16年度の決算審査が行われました。私は昨年度に引き続き連続の委員会への出席となります。

膨大な決算書を見ていくと和歌山市のお金の使い方がよく分かります。

教育関係を見てみると小学校・中学校への学校管理費がそれぞれの費目に分けて支出されています。その中で毎年多額の不用額が出ます。不用額というのは使われなかった額のことですが、16年度も小学校管理費中・不用額は3411万円あまり、中学校では2602万円あまりが不用額として決算されています。小中合わせての不用額は6013万円以上にもなってきます。これはおよそ一校につき100万円使わずに残ったという事ですが、現場の実態からは考えられない事です。

ある中学校の話では、昨年は卒業式で使う灯油代にもことかいたとのことです。教職員の旅費などもどんどん削られるため、児童生徒の引率や研修会等への出張などにも影響が出ているとの事です。また、保護者や児童に配る紙代が足りないという声も出ており、このままでは保護者や子ども達にも影響が出るのでは懸念されています。

教育予算も毎年削減されている中で、この不用費がもっと有効に使えるような予算の組み方をただしましたが、今の段階では検討ということで改善の案は出されませんでした。私は、予算が学校裁量で使えるような配分の仕方ができないものかと以前より訴えていますが、今後とも一考するよう求めていきたいと思います。

10月29日 映画「リトルバード」鑑賞

綿井監督によるドキュメンタリー映画「リトルバード」を鑑賞し、その後、綿井監督の講演をお聞きしました。今現在のイラクの状況をそのまま伝えた映画と講演に、久々に震えるほど怒りを覚えました。アメリカがイラクでどんな事を行っているのか、日本の人道支援というのが、いかにまやかしであるかを映像は語っていました。新聞やメディアが報道しないイラクの現状は、人間の命がこれほど粗末に扱われている事実だと語っていました。子どもが死ねば小さな鳥になるという言い伝えから、リトルバードという題名になったというこの映画を一人でも多くの人に見ていただきたいと思います。

11月7日~9日 総務委員会で仙台市、会津若松市の視察

仙台市では平成15年6月に発生した三陸沖地震を受け新たな対策として「地震防災アドバイザー」を設置。また、自助対策として市民活動を主とした「仙台市震災対策市民会議」を設置しているとのお話でした。

「防災アドバイザー」は各種講演会、市民研修や職員研修、テレビ・ラジオなどのメディアを通じて地震啓発を呼びかけているとの事でした。

会津若松市では指定管理者制度について視察を行いました。会津若松では平成17年1月に指定管理者制度の導入方針を策定しています。指針の特徴としては公募の原則。公平性、透明性を確保するため選定委員会による選定。4年間の指定期間。利用料金制度の採用という事で以上の方針で進めているとの事でした。

どちらの市でも、ともに大変参考になるお話が聞け今後の市政に生かしていきたいと思いましたが、今回の視察は総務委員長としてはじめての視察でしたので、無事に終える事ができ少しホッとしたというのが本音です。

会津若松市の視察

11月15日 加太菜園オープニング見学会に出席

加太菜園はカゴメとオリックスが共同出資し、生食用のトマトの生産を目的に「加太菜園株式会社」として設立されたものです。

加太菜園ではロックウールによる溶液栽培方式が取られており、湿度・温度ともコンピューターによる自動制御、トマトも10ヶ月連続で収穫できるという今までにない栽培方法を採用しています。2期3期工事終了後は、最終的に6000万トン、売上23億円を目指すというアジア最大規模のトマト菜園となるものです。

実際温室の中に入り、3メートルもあるようなトマトの木に真っ赤にうれたトマトが実っているのを見て、あらためて広さと高さと規模の大きさにびっくりしました。これは温室というよりトマト工場に近いものがあると感じました。

私は、この加太菜園を拠点にして、加太菜園と大学が提携した新しい農業の研究機関の誘致や、トマトのレストランやトマト関連のイベントができるような施設の建設など、まだまだ余裕のあるコスモ跡地を利用して発展させることができるのではと感じました。そうなれば、ただ単に広いトマトの温室があるというだけのものではなくなるのになあ、と夢を描いて加太菜園を後にしました。

加太菜園オープニング見学会

11月19日 宮前パトロール隊1周年感謝祭

宮前パトロール隊は1年間を通して下校時のパトロールをしてくれています。その隊員の皆さんに感謝の意をこめて感謝祭が行われました。私も参加させていただき、皆さんとともに子ども達の安全と今後のパトロール隊の発展をお祈りしました。

11月19日~29日 和歌山県人権フェスティバルにてかすうどん屋開店

今年で2回目の「かすうどん屋」の開店となりました。今でこそ「かす」は知られるようになりましたが、少し前なら被差別部落の食べ物といっていいほどで、一般的にはあまり知られていませんでした。私たちは、被差別部落ではぐくまれてきた食文化を大事にしたいという思いから「かすうどん」を作っています。去年は売り切れで食べられなかったからと早くからきてくれる人もいて、嬉しい気持ちにさせられました。来年もやりますので是非食べにきてくださいね。

11月28日~29日臨時議会

12月1日 9条ネットわかやま準備会主催の講演会参加
中村哲・ペシャワール会代表講演会「氷河の流れのように」憲法9条に守られて

中村氏はペシャワール会の代表としての20年以上もアフガニスタンで活動を続けている医師であります。ペシャワール会はアフガニスタンとパキスタンの国境近くにあるペシャワールという町を拠点に4つの診療所を持ち年間16万人もの方々に診療を行っています。また、アフガニスタンはかつてない大干ばつに見舞われいて「水源確保計画」というのをジャララバードという支部で進めています。

このような活動を支えるのがペシャワール会で年間2億6,7千万円の経費を全て募金でまかなっており、会員数は12500人です。

中村哲さんのお話を少し紹介します。

4年前の「アフガン空爆」、復興支援・東京会議、自由とデモクラシーの到来、国際テロ・グループのタリバンが倒れ、女性はブルカを脱ぎ教育が受けられる。難民達も帰り始め、着々と国家再建が進んでいる、そんな錯覚を残したままアフガニスタンは忘れ去られつつあります。

そもそもアフガニスタンは特殊中の特殊地域というべきカブールの出来事があたかも全土で起きつつあるかのような報道が私達を欺いてきました。

イラク侵略に加担した日本への評価は落ち、以前は日本人であるがゆえに安全であった現地も日本人であるがゆえに狙われる。復興支援とは名ばかりのプロジェクトが横行し今やNGOは国連や米軍とともに軽蔑と攻撃の対象となるに至りました。

事実は米軍を初めの1万2千名から1万5千名に増派され「アルカイダ討伐」は今も続いています。テロ事件は大都市を中心に確実に増えており行政組織の整備はなかなか進みません。旱魃は依然として猛威をふるい職にありつけることを期待してもどった難民は都市にあふれ不満が鬱積しています。

と今のアフガニスタンの現状をお話された後、今の活動を具体的に語ってくれました。
私は講演を聞きながら、これほど情報があふれた世の中に暮らしているにも関わらず、今世界で行われていることの何十分の一の真実も知らされていない事に気付くべきだと思いました。その気づきから、これからの何をなすべきかといったことが見えてくるのではないでしょうか。

9条ネットわかやま準備会主催の講演会

12月4日 こでまり会ボーリング大会&忘年会

こでまり会のメンバーと久しぶりにボーリングをしました。笑いあり、拍手あり、楽しいひと時を持つことができました。来年も恒例にしたいなあと考えています。その後岸本周平さんもお招きして、忘年会をしましたが、メンバーの食欲にびっくり!来年も楽しく仲良く運動をしていきたいです。

12月10日 行財政改革懇談会に出席

総務委員長のあて職で行財政改革懇談会に出席しました。行財政改革は今の和歌山市にとって早急にしなければならない課題であります。ともかく具体的に進めなければなりません。しかし「官から民」への流れのなかで弱者が切り捨てられる事のないよう、また、官のしなければならないことも明確にすべきだと考えのもと、意見を述べました。

年末 消防団年末警戒への慰労

年末に入ると毎年、消防団の皆さんが年末警戒で町内を回ってくれています。12月27日には市長の慰問がありました。私も皆さんの労に感謝の気持ちで参加させて頂いています。地域社会はこういったボランティアの精神が支えてくれているんだと改めて思いました。

大晦日は消防団の皆さんと消防倉庫の中で忘年会をし、その後、地元の蓮光寺にお参りをしました。今年もいい年でありますように!

元旦

今年は市主催の「つれもて歩こう、走ろう会」に参加しました。まだ薄暗い朝の6時30分自転車に乗って家を出発。お城につくころは回りも明るくなりかけ体もぽかぽかです。市長と教育長、実行委員長のご挨拶を受け、その後お城の周りを一周しました。

爽快な気分で新春を迎えることができました。来年もやるぞ!

1月8日 消防出初式へ出席

毎年行われる出初式ですが、消防隊員による救助訓練はいつも感心させられます。今年もきびきびした動きで見ていても気持ちがよかったです。

1月11日 部落解放同盟けいかん旗開き

首長、代議士、県会議員、市町村議員、各行政関係者などたくさんの来賓の方をお招きして、けい冠旗開きがアバロームで開催されました。「人権擁護法案」が衆議院解散を受け、またもや廃案になったことで各代議士からなんとか制定できるよう努力したいとのご挨拶がありました。しかし、人権委員会の位置付けを独立したものにしない限り、私たちの望む法律ではないと思います。その点強く求めていきたいと思います。

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