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2019年2月 一般質問

「体罰は決して許さない」という問題提起を

公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの調べによると日本では体罰を容認する人が約6割に上り、子育て中の方々の実態調査では7割の人がしつけの一環として子どもをたたいている回答しています。子どもの心を傷つける罰を容認する人もいます。

体や心を傷つける罰は、子どもの権利を侵害する行為であり、どんな軽いものでも許されないという意識が重要と考えます。

体罰についての意見を知事にお伺いします。

知事答弁

子どもに対する体罰は、子どもの人格を損なうもので、ご指摘の和歌山県の条例にあるように、重大な人権侵害でありまして、いかなる理由があろうと決して許される行為ではないと私は思います。

、傷ついて、そうでなくても親を慕っている子どもがかわいそうでありますから、いかんと思います。

医学的に言いますと体罰によって
第1に子どもの脳の発達に深刻な影響が及ぶこと
第2に特に幼児期について子どもから親への信頼や愛情を損なうこと
第3にうつ、著しい不安、多動など精神的な問題が生じること
第4に感情的にキレやすくなり攻撃性が強くなって、こうした影響は幼児期だけにとどまらず、成人になっても続くという研究結果ございます。

一方、最初はしつけの一環であってもですね、いつの間にか虐待へとエスカレートしてしまうこともあると思います。

平成28年度には「児童虐待防止法」が改正されましたが、その中身は「親権者は、児童のしつけに際して、監護・教育に必要な範囲を超えて児童懲戒してはならない」とありまして、しつけを理由に体罰を容認する余地を残した表現となっているところであります。

家庭内でしつけと称した虐待が後を絶たないことから、現在、厚生労働省においても、親による体罰禁止の規定を今国会に提出予定の「児童虐待防止法」や「児童福祉法」の改正案に盛り込むことを検討していると聞いております。

このたびの法改正への取り組み姿勢に全面的に私は賛成でございまして、早期の実現を期待しています。

虐待防止については啓発活動の強化もしっかりと行っていただくよう質問し、要望しました。

県立高校の制服って高くないですか?性同一性障害の生徒への配慮はどうなっていますか?

「高校入試を終え、めでたく高校へ入学できたのは本当に嬉しいことですが、入学早々大きな出費に驚かされます。制服や教科書、副読本、辞書、育友会費等々を合わせると20万円から30万円の出費となり、その経済的負担は大きいものがあります。

学校によっては7万円以上もする制服もあります。

保護者の経済的負担を軽減するために制服はできるだけ安くなるよう工夫する必要があると思いますが、どのような指導を行っているのかお伺いします。

また、文部科学省の方から「性同一性障害に対するきめ細かな対応の実施等について」という通知が出されていますが、各学校における配慮や対策と制服の選択制についてお伺いします。

教育長答弁

諸費用については、事前に準備できるよう周知していると同時に部活動に関する費用もできる限り負担軽減を図るよう指導しています。低所得世帯については「奨学のための給付金」を支給する制度や修学奨励金貸与制度を設けています。

制服については中学校で使用した制服を認めている学校やシャツやベストを一般に市販しているものを認めている学校もあります。卒業生の不要になった制服をPTA等が取りまとめ新入生に譲る機会を設けている学校もあります。今後も保護者の経済的負担を考慮し、さらに軽減を図るための工夫をするよう各学校に指導していきます。

性同一性児童生徒への配慮については、県内すべての学校に対して趣旨を周知するとともに、児童生徒の心情を配慮しながら個々の状況に応じて対応するよう指導しました。各学校においては児童生徒や保護者と相談しながら制服やトイレ、更衣室の利用等、学校生活の各場面でそれぞれの児童生徒に応じた配慮を行っております。

制服のスカートやスラックスの自由な選択については多様な生徒に柔軟に対応する観点から今後、検討していく必要があると考えております。各学校においてもそれぞれの状況に応じて議論を深めることが重要であり、コミュニティースクールの学校運営協議会等におきまして、協議していくことが大切であると考えています。

三問目に今県が進めている総合リゾート型IR構想に今年度2億3000万円の予算が付きました。このIR構想について質問しました。

IR構想の大型施設を造るだけでは集客できないのでは、大阪と和歌山の二か所構想は実現可能か、既存の観光とIR構想の整合性はあるのか、和歌山県の振興のために役立つのか、その取り組みについて質問しました。

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