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2007年7月

六ヶ所村ラプソディー・真夏の夜の悪夢

5月の終わり、和歌山市の女性センターみらいで「六ヶ所村ラプソディー」の上映会が開催されました。鎌仲ひとみ監督によるドキュメンタリー映画・青森県六ヶ所村の人々の暮らしから見えるプルトニウム再処理工場の問題を追ったものです。鎌仲監督はこの問題を賛成・反対という両方の立場の人々の意見も追いながらプルトニウムの再処理は必要かという根本のところを問うています。

近年、原子力発電所は地球温暖化を考える上で、二酸化炭素を出さない貴重なエネルギーだといわれる方がいらっしゃいます。しかし、原子力発電所から出される放射能廃棄物は地球が消滅しても残るぐらい膨大な量です。 六ヶ所村に建設された再処理工場は、原子力発電所から出される膨大な放射性廃棄物の中の、特に取り扱いの危険な使用済み核燃料からプルトニウムを取り出し処理をする工場です。世界中から使用済み核燃料が集まってきます。

六ヶ所村では2004年工場が完成をし、実験的に世界中から使用済み核燃料が搬入されています。今まさに稼動に向け準備をしているところです。稼動されれば海と山に微量とはいえ、毎日放射能が流されていきます。海には海岸から3キロ離れた出水口から、空へは高い高い煙突から毎日放射能が流されていきます。

世界で二ヶ所しかない再処理工場の、事故を起こしたイギリスの様子が映し出されました。海も山も放射能で汚染され、小児がんが多発しているという現場の声を、映像は伝えています。そこに生きる人々は「自分ひとりの力ではどうしようもない」と話しています。今、稼動されると、日本でも同じ結果が引き起こされるだろうと警告しています。

六ヶ所村で流された放射能は三陸沖にまで到達するでしょう。太平洋側は大きな被害が予想されます。このままでいいのでしょうか?

自分には関係ないと言えない現実がせまっています。